【新製品のお知らせ-その2 バス・クラリネット】
ザ クラリネット ショップ店長の仕田です。
先日の新製品Ebクラリネットに続いて、新製品『Abélia(アベリア)』バス・クラリネットのご紹介です。
これまでに約3,500台のハーモニー・クラリネットを調整してきた当店の監修の元で、Ebクラリネットと同じ工場で製造されています。
工場から日本に到着後、調整に熟練した当店で完全に調整してご納品します。
管体が合成木材のモデルとブラック・ウッドの2モデルがあります。
『Abélia(アベリア)』バス・クラリネット
★合成木材モデル 税込定価495,000円(税別450,000円)
★ブラック・ウッド・モデル 税込定価869,000円(税別790,000円)
ベーム・システム 最低音C
銀めっきキイ(めっき厚20ミクロン)
低音ダブルDキイ(左手小指、右手親指)
低音ダブルC#キイ(右手小指、右手親指)
合成木材モデルとブラック・ウッド・モデルの違いは管体の材質のみで、ベルやネック、キイ・システムなど他の仕様は共通です。
バス・クラリネットなど低音域の楽器では、メーカーや機種によって最低音域のキイ・システムや指使いが異なっています。
通常は最低音C#は右手親指だけの指使いしかありませんが、『Abélia(アベリア)』バス・クラリネットは最低音DとC#にそれぞれ2つずつキイが割り当てられています。最低音C#のキイが2つあることで、調性によっては困難だった最低音域での指回しが可能になります。
合成木材は比重がかなり重い素材で天然木とほぼ変わらない重量があり、しっかりした吹きごたえと重厚な響きが得られます。ブラック・ウッド製の方はさらに豊かでふくよかな響きが得られます。
合成木材はひび割れの心配がありませんから、厳しい環境の下でもトラブルがおきにくく安心してお使いいただけます。
ネックとベルはかなり厚みのある金属で作られており、力強い響きを得られます。
Ebクラリネットと同様に『Abélia(アベリア)バス・クラリネット』の銀めっきの厚さはキイもネックもベルも20ミクロンです。20ミクロンは銀めっきで最大限度の厚さになりますので、めっきが少々摩耗しても長い間きれいな状態を保てます。