画像:(株)東都よみうり新聞社 2008/02/01 掲載

クラリネットって素敵ですよね。

自分の思った通りの感覚で音を作り上げていける。自分の気持ちを音に変えて伝えられる。そんなクラリネットの魅力にはまって40年です..

クラリネットふきの仕田です。

はじめまして。

東京都のひがし側、墨田区でクラリネット専門の店を開いてます。会社の名前は、フランス語の「木」という意味で「アルブル」にしました。木 > 木管 > クラリネット ...頭の中はクラリネットだらけなのかもしれません。

生まれてスグに...というわけでもないのですが、学生時代から数えて、早40年以上、クラリネットに携わっています。東京交響楽団、新日本フィル、東京シティフィルなどでステージ・スタッフとして飛び回っていました。

会社勤務には無縁で 「このままでいいや」 「この世界にひたっていよう」などと考えて就職活動などもしていなかったのですが...;あるとき、ステージマネーシャーさんから、強く就職を進められ、「面接だけでも...」

ということで、ビュッフェ・クランポン(クラリネットのメーカーです)を訪れました。ま、紹介者の顔をたてて...どうせ受かるわけないし

そんな気持ちで面接。軽く試験を受けた後に実技。面接官が止めないのをいいことに気持ちヨク演奏を続けた結果(かどうかわかりませんが)受かってしまいました。

入社してからは、クラリネットの修理部門にいました。しばらくして、本社のフランス工場へ派遣です。1年間、現地にいました。フランス国立ルーアン音楽院でクラリネットをジャック・ランスロ氏に学んだり。ちょっと楽しい生活を送っていました。(最初は大変でしたが...言葉が...)

途中、あちらで車の免許を取ろうとしたのですが、卒業検定がもうちょっとのところで、あえなく終了。フランスからそのままドイツへ派遣です。(日本に戻りずいぶんしてから、日本での車の免許を取得しました。)

そうそう、クラリネットですが、スワブのヒモを対角線よりもはみださせて、逆向きにひっぱれるようにしたもの。今ではよく見るけど、会社時代のわたしの考案品です。

そういえば、その昔、ステージで演奏中にクラリネットを壊した仲間がいて、演奏中にもかかわらず、なおしたこともありました。

....などなど、クラリネットの話しは尽きませんが...

よろしく御願いいたします。