先日ちょっとだけ告知をしました、当店監修で作らせた新製品Ebクラリネットのご紹介です。

『Abélia（アベリア）』Ebクラリネット

税込定価275,000円（税別250,000円）

　ベーム・システム

　銀めっき18キイ、6リング

　管体ブラック・ウッド

　調節可能指掛け

　バレル2本（40.0ｍｍ、41.0ｍｍ）

中国の信頼できる工場に当店からリクエストを出して品質を向上させ、さらに当店で隅々まで調整を施したリーズナブルな価格のEbクラリネットです。

中国製の楽器は品質が低い、という印象をお持ちの方はまだ多いと思います。しかし、工場によっては製造ラインのモラルが高く、先端的な技術で上質な製品を作れるところもあります。

私はBuffet Crampon社のフランス工場とW. Schreiber社のドイツ工場で楽器製造について学び、また、様々なメーカーのクラリネットを延べ3万台近く修理・調整してきました。そうした経験を持つ私から見て、ここなら日本のお客様に受け入れていただける品質の楽器を作れる、と見込んだ工場がありました。サンプルを取り寄せて必要な改善点を指示するやり取りを重ねた結果、コスパに優れた良い楽器が出来上がりました。音程、音色ともご満足いただける製品だと思います。

安物の楽器では往々にしてめっきがすぐに剝がれてしまいますが、『Abélia（アベリア）』の銀めっきの厚さは20ミクロンあります。めっきする金属の種類によってめっきの厚さには限度があるのですが、20ミクロンは銀めっきで最大限度の厚さになりますので、めっきが少々摩耗しても長い間きれいな状態を保てます。

当店の店頭でもいつでもお試しいただけますし、12月17日～18日のウィンズラボさん（富山県高岡市）でのイヴェントにもお持ちします。是非お試しいただきたいと思います。

みなさまのご来店をお待ちしております。