筆者・・佐伯茂樹氏プロフィール

佐伯茂樹(さえきしげき)氏

古楽器演奏家・音楽評論家

早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学ぶ。現在は、ピリオド楽器を中心に演奏活動をし、クラシカルプレイヤーズ東京を始め、国内の古楽オーケストラで古典アルトトロンボーンを担当し、古楽器を中心とした演奏活動を行なっている。日本で数少ないオフィクレイド奏者としても定評があり、バッハ・コレギウム・ジャパンなどにも参加した。

一方、数多くの音楽雑誌で記事や論文を執筆。国内外アーティストのインタビューでも定評がある。ラトル=ベルリンフィルなどのCDでライナーノートを執筆もしている。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団の機関誌で連載を執筆するほか、コンサートの監修も手掛けている。

管楽器全般の研究でも知られており、放送大学の講義ビデオに出演。東京藝術大学古楽科、浜松市楽器博物館、福岡古楽音楽祭、日本ワーグナー協会などの招きで講演会をおこなった。

2012年には、NHKテレビの「N響アワー」にゲスト出演し、演奏や解説をおこなった。2008年4月から2012年4月まで東京藝術大学大学院で楽曲と楽器に関する講議を担当。2012年には同大古楽器科で集中講義を担当した。

現在、読売日本交響楽団機関誌「月刊オーケストラ」で「サウンドの源流」を連載中。『バンドジャーナル』(音楽之友社)でディスクレビューとコラムを担当。『レコード芸術』(音楽之友社)で月評を担当している。レコードアカデミー賞選定委員。東京都交響楽団のキャンペーン「ホールデビューしよう」の監修。ピリオド楽器による東京ヒストリカルブラスを主宰。

浦安シティオーケストラトレーナー。

著書&共著に
『金管楽器 演奏の新理論』『木管楽器 演奏の新理論』『管楽器おもしろ雑学事典』『吹奏楽おもしろ雑学事典』(ヤマハミュージックメディア)
『カラー図解 オーケストラの世界』『カラー図解 吹奏楽の世界』『カラー図解 楽器の歴史』(河出書房新社)
『オーケストラ・吹奏楽が楽しくわかる楽器の図鑑(全5巻)』(小峰書店)
『オーケストラの中の管楽器考現学 名曲の常識非常識』『モーツァルト名盤大全』『吹奏楽ベーシック講座』(音楽之友社)
『はじめての楽器 フルートとトランペットの演奏 管楽器のなかまたち』(文研出版)
『エリックミヤシロのブラステクニックガイド』(杉原書店)『CDでわかるクラシック入門』(ナツメ社)
モーツァルト大全集付録『モーツァルト読本』(ユニバーサルミュージック)などがある。『リチェルカール古楽器ガイド』(マーキュリー)日本語版監修。